夏がきた!という記事を書いてからはや2か月(!)
あっという間に夏休みは過ぎていき、だんだん秋を感じられる気候になってきました。
弊学は夏休みが短く1か月ほどしかないのですが、学生たちは調査に出たり、中間報告の準備を進めたりと慌ただしく活動していました。
私が学芸員時代から始めたカジカ調査はhsくんが精力的に調査を引き継いでくれています。
どのくらいいるのか、どこにいるのかをまず調べようということでこの夏に集中して調査を行いました。
※なお、本調査地は許可なく立ち入り・生物採集が禁止されており、特別な許可をいただいて調査を行っています。
今年からはイラストマーを使った標識にも挑戦しています。
入れ墨のように色素を体表に注射します。UVライトをあてると蛍光に光るので、個体識別ができるという仕組み(この写真だと黄緑色に見えるところ)。
一度は増田先生チームと合同でわいわいと調査を行いました。
初めてフィールドに出る3年生もおり、刺激を受けたのではないかな?
hsくんは手先が器用で他にも色々とお手伝いしてくれています。
こちらは小型魚類を飼育する集合水槽を作っているようす。
できたばかりの学部なので、足りない部分はDIYで補っています!
お次は港湾スロープの仔稚魚調査。こちらはそろそろ4年生の調査が終わりということで3年生に引継ぎ中。網の使い方や結び方を先輩から教わっています。
このサーフネットも学生の手作り。また新しいの作らなきゃね。
smmr先輩に見守られながら曳網にチャレンジ!再来月からはいよいよ3年生だけでの調査が始まります。ちばりよー
毎月恒例の干潟調査もいよいよ佳境を迎えます。
終わりが近づき、嬉しいような寂しいような、学生たちは複雑な心境なようです。笑
学生たちに負けられない!とばかりに私も遠征にいってきました。
京都から瀬戸内を走り山口まで、それから日本海側へ抜けて島根、最後に岡山まで戻って帰るというハードな2泊3日間をすごしました。
中国地方での本格的な調査は初めてでしたがのどかでよいところでした。
本命にも会えたしよい遠征となりました。
途中で出会ったサワガニ。
さらに新たな技術習得を目指して、京都大学の主催するワークショップにも参加してきました。学部生から研究員まで分野もバックグラウンドも年齢も違うメンバーで共同作業を進めて、とても楽しみながら安定同位体について学びました。将来の共同研究者も見つけられたし、無理してでも参加してよかったなと思いました。やっぱりどんどん外にでないといけないですね。
夏休み最後の土曜日は1年生の稲刈り実習に同行。そう、うちの農学部は必修で田植えと稲刈りをするのです。あいにくな天気でしたが、お米を作る大変さを実感できました(作業したのはほんのちょびっとだけですが)。
さてさて、9月も終わりに近づき、いよいよ卒論のまとめ時期に差し掛かります。
4年生は正念場を迎えますが、みな健康に楽しみながら卒論をまとめていきましょう~!
くにしま
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